MTコネクター

当院は義歯治療に力を入れています。入れ歯の治療に悩む様々な患者様の声にお応えするため、歯科技工士の長年の研究で開発されたMTコネクター。義歯でお悩みの方は一度エンクル歯科クリニックにご相談ください

義歯なのに天然歯並みの噛み心地！ＭＴコネクターとは？
口腔内の構造や粘膜などを利用し、歯茎にフィットするプレートを用いた、クラスプ（留め具・バネ）のない審美性と機能性を追求した義歯を「MTコネクター」といいます。
装着は、歯の後ろ側から斜め方向にはめ込むだけ。はじめは戸惑う方もいらっしゃいますが慣れたら簡単。
とても小さく、軽くて違和感の少ない形になっている上、ブリッジのように周囲の健康な歯を削る必要もありませんし、インプラントのような手術も不要です。
MTコネクターなら、前歯や奥歯などの場所を問わずに、健康な歯が一本でも残っていれば治療出来る対応力を持ちます。
MTコネクターという名前は、Missing Teeth（欠損歯）をConnect（つなげる）の頭文字からとったもの。
入れ歯の治療に悩む様々な患者様の声にお応えするため、歯科技工士の長年の研究と開発の結果、新しい特許技術として完成しました。
ＭＴコネクターの仕組み　抜群な使い心地を生むその秘密
従来の入れ歯とは違う、進化した基本構造
従来の入れ歯はクラスプ（留め具・バネ）などを使用して垂直方向にカチッと嵌め、がっちり固定する構造になっていますが、MTコネクターはその構造自体が違います。
歯茎の形状、咀嚼の動きなどは人それぞれ違いますが、その構造を緻密に計測していきますとその方特有のピッタリと安定するフィッティングポイントが見つかります。
そのフィッティングポイントにフォーカスして、精密な土台と形状を個人に合わせて一つ一つ作成していきます。
その結果、決まった方向と角度でスッと装着、外す時も同じ角度でスッと外すという高い機能性と今までにないフィット感を実現しました。
残っている歯で支えるのではなく、歯茎で支える
MTコネクターのプレートは、他の歯ではなく歯茎に支えられる構造になっています。
残っている健康な歯にできるだけ負担をかけずに留め具無しでも落ちにくい構造です。
そこにはいくつかの重要なポイントがあります。
まずは咬合(咬み合わせ)です。歯茎の形状、咀嚼の動きなどに適した歯並びは義歯の良し悪しの大きな鍵となります。人工歯が本来あるべき正しい位置にないために、ものが噛みにくかったり、肩こりや頭痛の種になっていることがよくあります。咬合がズレていると足や腰に影響を及ぼすこともあります。
次に歯茎と筋肉です。今までブリッジのダミー部であったところや抜歯したところなどの歯茎、長期的な欠損状態や合っていない入れ歯の使用などで偏った噛み方による筋肉の付き方は問題です。咬合器(義歯製作時に咬み合わせを診る装置)上できちんと咬めるように人工歯が排列されていても、習慣性筋肉の働きで患者様の口の中が入れ歯と合っていないことがあります。それには患者様にあった筋肉づくりをしていく必要があります。
また、噛むことによって歯茎が引き締まってくる場合もあります。
それらを改善するため、MTコネクターの前に治療義歯で2ヶ月程リハビリを行います。
新金属素材と妥協のない加工技術の融合
クラスプ（留め具・バネ）の無い入れ歯を作製することを可能にするためには、最大の難関が土台（プレート）に用いる金属素材の選定でした。
薄く、強度があり、高度な加工も可能な上に金属アレルギーを極めて起こしにくいドイツBEGO社製ウィロニウムプラスという金属はプレートの厚みを僅か0.35㎜まで薄くすることを可能にし、優れたフィット感を実現したことでMTコネクターが誕生しました。
覚えておきたい4つの利点
快適なフィット感
ドイツのIWC（マイスター制度）が生んだBEGO社のウィロニウムプラスという金属は、僅か0.35mmの厚みでも、高度な加工が可能で、硬さ、強度、耐久性に優れています。そのため、保険義歯より格段に薄く・小さく・軽くすることを実現。極力、上あごの天井部分を覆わないので、味覚や発音も妨げません。留め具がないので、締めつけ感がなく、着けていることも忘れるくらい違和感がありません。
高い審美性
バネや留め具などはありません。床(ピンク色の歯茎の部分)も可能な限り短く設計してありますので、見た目はただ歯が並んでいるだけのように自然で、とてもコンパクトなものです。歯の裏側の根元に沿って金属のプレートが維持のために付いていますが、外見からは見えないように作られています。自然と笑顔に自信が持てます。
高い機能性
ＭＴコネクターは、余分なものを全て取り去った、非常にシンプルな形態です。
ある決まった角度、決まった方向、決まった力で回転させるようにはめ込むだけでパタパタ落ちもせず、軽快に会話もでき、大きく口を開けて笑うこともできます。さらにしっかり歯茎で噛めるので食べる喜びも実感できます。
高い安全性
歯を削る必要もなく、骨に穴をあける必要もないため、肉体的および精神的な負担をかけません。ウィロニウムプラスという金属は、純度が高く高品質で、金属の粒子径が小さく腐食しにくいので、極めて金属アレルギーを起こしにくい素材で安心です。
こんな方に最適！要望から生まれた特許技術・MTコネクター
ブリッジが無理でお悩みの方に
欠損数が多い場合や残っている歯の状態が良くない場合、ブリッジが困難な場合があります。
MTコネクターなら1本欠損、連続欠損、間欠欠損など、健康な歯が一本でも残っていれば、欠損数や欠損状況に関係なくMTコネクターを作ることができます。
極力自分の歯を削る治療をしたくない方に
欠損した歯の両側に健全な歯がある場合、ブリッジが可能です。
ブリッジの場合、大なり小なり支えとなる歯を削ります。時には、神経を抜いたりしなくてはならないこともあります。
MTコネクターなら健全で問題のない歯は、一切削りませんのでご安心ください。
手術がNGでお悩みの方に
全身疾患の影響でインプラント手術ができない方や、そもそも手術が嫌な方もいます。
MTコネクターは、肉体的および精神的ストレスを極力おさえることが可能です。
入れ歯の違和感でお悩みの方に
入れ歯の不満といえば、痛い・合わない・気持ち悪い・味がしない・話しづらい等、様々。中には、嘔吐反射が強くてはめていられない方もいます。MTコネクターは、最大限に薄く・小さく・軽い入れ歯なので、入れ歯の弱点の多くを克服しています。
実際のはめ心地を疑似体験できる無料体験プレートもご用意出来ますので、ご相談ください。
より確かな審美性をお求めの方に
“笑顔”は健康的な生活の上で、とても大切です。“笑顔”は健康のバロメーターと言っても過言ではありません。クラスプ（留め具・バネ）があると入れ歯だとわかってしまい気にされて元気を失ってしまう方もいらっしゃいます。
クラスプ（留め具・バネ）が無く、見た目が自然なMTコネクターなら、ストレスも最小限です。
当院でのMTコネクター治療の流れ
問診・相談
当院では、治療前に必ず問診をします。丁寧に問診を行うことで患者様一人一人のお口の中の環境を把握します。
患者様の声をよく聴き、一緒に治療方針を考えますので、どんなことでもお気軽にご相談ください。
口腔内診査
レントゲン撮影・診断用模型製作・口腔内写真撮影などを行います。
あらゆる角度から精密に検査をすることで、患者様がお気づきになっていなかった問題点なども発見することができ、早期治療へと繋がります。
診断結果の説明、サンプルでの説明
検査後、患者様のお口の中はどうなっているのか、また、どの治療法が良いのか、通院期間はどのくらいになるのかなど模型を使用し、わかりやすく丁寧にご説明いたします。
見積書の提示
ひと通りのご説明を終えた後に、診療費はどのくらいになるのかを事前にお見積りいたします。
ご検討してご納得いただけましたら治療を開始いたします。

MTコネクターは、認定された高い知識と技術を持つ歯科医院と技工所だけが取り扱う製品です。
このシステムと管理精度により、MTコネクターは性能を発揮することができるのです。

Q＆A
MTコネクターについてよくある質問にお答えいたしますので、ご参考にしてください。
Ｑ１：バネ（留め具）がなくてもはずれないのですか？
咬み合わせをしっかり把握し、その方特有の咀嚼の動きや歯茎の形状など人体の生理的な構造を踏まえた設計をするため、お話したりお食事したりしてもパタッと落ちることはありません。お口の中の感覚は指先と同じくらい敏感で砂粒１個や髪の毛１本入ってもわかります。もともと粘膜を押せば多少は沈むし動くところなので、ご本人だけが何となく動いている感覚はあるかもしれませんが、審美性や機能性に問題はありません。

Ｑ２：着脱は難しいですか？
はめる時もはずす時も、決まった方向と決まった角度で着脱します。多少の慣れとコツがあり、初めは時間がかかる方もいらっしゃいますが、今までに着脱をできなかった方はいませんのでご安心してください。

Ｑ３：食べ物の味は感じられますか？
食べ物の温度や食感は味覚に大きく影響します。床（歯肉の部分）を小さく、さらに極薄にすることによって、パリパリ、ネバネバなどの食感を感じやすくなります。また、ただでさえ従来の義歯より小さい床の部分の多くを薄い金属フレームにすることで、食べ物の温度感覚を得られるので、味覚を感じやすくします。レジン（ピンク色のプラスチックの部分）も吸収性が少なく、臭いが付きにくく、質の良いものを使用することも味覚に良い影響をもたらします。

Ｑ４：どのような状態の歯でもはめられますか？
1本でも歯が残っていれば基本的には対応可能です。但し、残っている歯の歯周病の進行状態や土台となる歯茎や骨の健康状態に左右されるのは他の治療法と同じです。詳しくは、当院へご相談ください。

Ｑ５：手入れは大変ですか？
通常の入れ歯のお手入れと同じです。特別なお手入れ方法があるわけではありませんが、意外とお手入れの基本を知らない方が多いのではないでしょうか。入れ歯洗浄剤に浸けておくだけではダメです。
<お手入れ７か条>
①大きな汚れは義歯用ブラシで磨く（金属、人工歯、床、すべての表面も裏面も）
②歯磨き粉は使用しない（入れ歯に傷がつくため）
③流水下で洗浄する
④水を張ったボウルや洗面器を用意する（万が一、落として壊れないように）
⑤煮沸消毒はNG（入れ歯が変形する危険性があるため）
⑥入れ歯洗浄剤を使用する（義歯性口内炎を予防するため）
⑦入れ歯に歯石やステイン（着色）がついても無理に取らない（病院で取ってもらう）

Ｑ６：費用はどれくらいかかりますか？
保険適用外となります。通常、治療義歯によるリハビリ費用も含めて２０～１２０万(税別)。欠損の歯数、残っている歯や歯茎の状態など、お口の中の状態を診査し、治療計画と御見積させて頂きます。

Ｑ７：金属アレルギーがあるのですが、大丈夫ですか？
極めて金属アレルギーを起こしにくい素材ですのでご安心ください。ドイツのIWC（マイスター制度）が生んだBEGO社のウィロニウムプラスという金属を使用しております。純度が高く高品質で、金属の粒子径が小さく腐食しにくいので安全性が高いです。

Ｑ８：嘔吐反射がある人でも嵌めていられますか？
はめている感じがしないくらい薄く・小さく・軽い入れ歯なので、ほとんど違和感がありません。しかしながら、症状の程度は様々なので、どういうものか試してみたい方は無料体験プレートをご用意ができますので、お気軽に御相談ください。

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