予防のために歯医者さんに通いましょう
既に虫歯や歯周病になっている場合には早急な治療が必要なのは言うまでもありませんが
なによりも虫歯や歯周病にならないように「予防歯科治療」を行うことが大切です。
「予防歯科」という概念が一般に浸透してきている現在では、「虫歯になったから治しにいく」という従来の考え方から「虫歯にならないために歯医者さんに通う」、「治す」ことより「守る」という、予防歯科の考え方が大事であるという認識もまた広がってきています。
それに従い、歯科治療の概念も従来の「悪いところを削って治す」という治療から「予防して削らない」治療へと大きく変化してきています。
虫歯は、歯質、細菌、食べ物の3つの要素に時間の経過が加わってできると言われています。
菌の塊である歯垢(プラーク)に含まれる、虫歯の原因となる細菌(ミュータンス菌)が糖分やタンパク質を分解します。それによって排出される酸などが、歯のエナメル質やカルシウム、リンなどの成分を溶かして虫歯を作るのです。
歯は一生使うものです。
予防歯科でしっかりと虫歯・歯周病対策を行いましょう。
治療の繰り返しをSTOP!
せっかく虫歯、歯周病を治しても、今までと同じように過ごしていれば、また新たな虫歯、歯周病を生んでしまいます。では、なぜそうなってしまったのか?治療を繰り返し、歯を削りすぎないように原因を検査し、対処することで、再治療のない健康なお口を維持し続けることができるのです。
また、歯の汚れを落とすことで口臭も予防できます。
いつまでも美味しく食事!
食事の「美味しさ」の一つは、奥歯でしっかり噛んで歯ごたえを感じることだと思います。入れ歯やインプラントでも同様に噛んで食事することはできますが、「美味しい」と感じる度合いは、やはり自分の歯に勝るものはありません。
いつまでも健康な歯で食事を楽しめるようにしっかりと虫歯を予防しましょう。
認知症の予防に!
認知症の患者様には、歯がない人が多いという研究報告があります。歯がないとよく噛めず、人と話すことが億劫になってしまいがちです。
よく噛んでよく話して、口を動かすことは脳の活性化につながります。認知症の予防のためにも歯があることは重要です。