歯を失った後の選択肢-歯から健康な体を創るフォーラム-

  • 2025年8月28日
  • 2025年9月1日
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セミナー開催経緯
昨今のコロナ禍などの影響で歯科健診から遠のいてしまった方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
その間にむし歯や歯周病が進行し、残念ながら手遅れになり抜歯に至ってしまったケースもあるかと思います。
どなたにとっても歯はかけがえのない貴重な資源でありますが、失ったものは元には戻りません。
今ある資源を大事にし、今後の歯生活を充実させたいと感じていらっしゃる方に、少しでも寄り添うことが出来たらという思いから6年ぶりにセミナーを開催することになりました。

エンクル歯科クリニック院長
明石 秀夫
開催概要
日時
2025年10月12日(日)
時間
12:30 受付開始/13:00 開始

参加費
無料

会場
スタンピーズ カフェ&ダイニングバー
〒060-0004
北海道札幌市中央区北4条西2丁目1番地2キタコートレードビルB1
札幌駅地下直結

講師紹介-技工士と歯科医師の想い-

一般社団法人MTC歯科臨床研究会代表理事
理学博士

宮野 たかよし
Miyano Takayoshi

講演内容
・嚙み合わせで変わる健康な生活
・第4の歯『MTコネクター』
40年以上の歯科技工士のキャリアから試行錯誤して開発されたMTコネクターとなぜ嚙み合わせが健康と密接に関係しているのか、お話して頂きます。
Q1
歯の噛み合わせは健康と
どのような関係がありますか?
原因がよくわからない頭痛や肩こりなどいろいろな症状を訴える人がいます。原因の一つは咬合(噛み合わせ)が悪くなり、身体のバランスが崩れていることが考えられます。歯は使っていると少しづつ劣化や摩耗・歯茎の変化に伴う隙間や口腔内の歯周病や残存歯の欠損状況に応じて変化していきます。右の歯の奥歯がなく、右でかんでいると必ず右の肩がこります。これをかばおうとして左の腰が痛くなります。逆も同じです。入れ歯は2、3年も経てば、最初の入れ歯とは別物になるほどの変化やさまざまな症状が起き始めます。例えば、以前より入れ歯が外れやすい▽肩こりや腰・膝が痛む・違和感が強い▽食べかすが入りやすい▽入れ歯をはめると、夕方以降に違和感や外したくなる症状がでます。
Q2
認知症と噛み合わせは
関係がありますか?
奇妙な姿をした「ホムンクルス人形」があります。これはカナダの脳神経外科医、ワイルダー・ペンフィールド氏が、脳の感覚をつかさどる大脳皮質と身体の部位との対応関係を調べて使った人形です。大脳皮質の面積と人形の部位が対応するといわれ、脳が小さく、手と口(顎)は大きく表現されています。ペンフィールド氏は口と手が脳に大きな影響を与えていると考えました。口は歯の咬合であり、永久歯の第2小臼歯、第1、第2大臼歯がかんでいない状態では、意欲や創造、実行、長期記憶の保持などで重要な役割を担っている前頭葉に血液が十分流れていきません。認知症の予防は咬合を良くすることだと思っています。これは45年の歯科技工士歴で経験してきたことです。
Q3
MTコネクタ―は
どんなものなんですか?
MTコネクタ―は咬合重視の義歯です。平成16年に開発し、特許を取得した入れ歯「MTC(ミッシング=欠損、ティース=歯、コネクター=つなぐ)」には「バネ」がありません。MTCは0・35ミリと非常に薄く、コンパクトです。健康な歯を削らず、身体のバランス、咬合によって吸着します。身体のバランスは変わっていきますので、吸着が緩んでくると微調整が必要になります。体のゆがみの改善は個人差がありますが、その都度、微調整が必要です。かみ合わせを重要視したMTCを使用すると、熱いお茶の味、するめをすりつぶす機能、茎わかめのシャキシャキした食感などを取り戻せます。MTCは自由診療になります。

医療法人 和
エンクル歯科クリニック 院長

明石 秀夫
Akashi Hideo

講演内容
・歯を失う原因とその後の『歯生活』について
歯を失ってしまった後の選択肢について歯科医の観点から、今までの治療の経験をもとにお話して頂きます。
Q1
歯を失った患者さんに、
どんなアドバイスしますか?
歯を失った場合、その欠損部を補う治療方法は大きく分類するとブリッジ・義歯・インプラント以外ありません。いずれの治療においてもメリット・デメリットは必ず存在し、保険内か保険外なのかで治療費用や期間が異なります。また、歯を失う原因も虫歯や歯周病、外傷など様々で、歯を失った原因からお口の中の状況や傾向を掴み、どのような治療方法がその方に最も適しているのかを検討し提案することが歯科医師の役目だと思います。
最終的に、治療方針を決定するのはご本人ですが、何を一番に考えたいのかが決め手となります。治療期間や回数なのか?治療費用なのか?これ以上歯を失わないためなのか?心から安心・納得するまで担当の先生にご相談ください。
Q2
なぜMTコネクターを
取り扱っているのか?
永久歯は10代で生えそろいます。永久歯は一生に一度しか生えてこないので、その後70~80年使うものです。ところが歯も消耗品なので、永久的に同じ状態であり続ける訳ではありません。歯を失ったあとの「歯生活」をどう考えるのか?「歯生活」とはわたくしの思い付きから出た言葉ですが、文字通り「歯を使った生活」のことで、ここで言う歯とは天然の歯からブリッジ・義歯・インプラントによる人工臓器も含みます。ひとの体は口から肛門まで1本の管でつながっていて、消化器系の第一関門です。お口の環境を良くすることは、全身の健康状態の改善・向上・維持に大きく関わります。つまり、私生活(健康に楽しく生活すること)と歯生活は一体なのです。MTコネクターは歯生活にお困りの方にとっての選択肢のひとつであり、歯をこれ以上失ってほしくないという思いから始めました。
Q3
歯と全身の健康は
どう関係すると考えますか?
健康であることの尊さは失って初めて気付くものです。歯も例外ではなく、様々な全身の健康トラブルにも大きく関係します。例えば、奥歯を失ったままだと、食べ物を細かく噛み砕いたり磨り潰すことが困難となり、胃や腸に負担がかかります。さらに、味への感覚が鈍くなり濃い味の食べ物を食べるようになって、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の発
症や悪化を助長させてしまいます。また、咬み合わせのバランスが崩壊すると肩こり・耳鳴り・片頭痛など不定愁訴の原因になる場合もあります。前歯を失うと、人前で笑えなくなり、発音しづらさから会話する機会も減り、精神面への影響や認知症にもつながりかねません。より良い歯生活は充実した私生活へ必ず寄与します。
MTコネクターについて

義歯なのに天然歯並みの噛み心地!MTコネクターとは?

口腔内の構造や粘膜などを利用し、歯茎にフィットするプレートを用いた、クラスプ(留め具・バネ)のない審美性と機能性を追求した義歯を「MTコネクター」といいます。

装着は、歯の後ろ側から斜め方向にはめ込むだけ。はじめは戸惑う方もいらっしゃいますが慣れたら簡単。

とても小さく、軽くて違和感の少ない形になっている上、ブリッジのように周囲の健康な歯を削る必要もありませんし、インプラントのような手術も不要です。

MTコネクターなら、前歯や奥歯などの場所を問わずに、健康な歯が一本でも残っていれば治療出来る対応力を持ちます。
MTコネクターという名前は、Missing Teeth(欠損歯)をConnect(つなげる)の頭文字からとったもの。

入れ歯の治療に悩む様々な患者様の声にお応えするため、歯科技工士の長年の研究と開発の結果、新しい特許技術として完成しました。


事前お申込み
※当日参加も可能になりますがお席に限りがありますので下記フォーマットからお申込みよろしくお願いします。

    >エンクル歯科クリニック

    エンクル歯科クリニック

    エンクル歯科は札幌厚別区の歯科・小児歯科クリニックです。

    「エンクル歯科クリニックに来てよかった」とたくさんの方に思っていただけるように、責任感を持ってお一人お一人と正直に向き合います。
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